皮膚科医に聞く!赤ちゃんの日焼け止め講座

チャントアチャーム コラム
春が近づいてくると気になるのが紫外線。皆さんは何歳から日焼け止めを塗り始めたか、覚えていますか?大人も赤ちゃんも、紫外線対策は必須です。では、何歳から日焼け止めを塗る必要があるのでしょうか?赤ちゃんの日焼け対策について皮膚科医 山崎まいこ先生に解説いただきました。
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まいこ ホリスティック スキン クリニック

院長 山崎まいこ先生

「まいこ ホリスティック スキン クリニック」院長。滋賀医科大学卒後、大阪市内で皮膚科医としての勤務を経て2017年「まいこ ホリスティック スキン クリニック」を開院。多くの皮膚疾患を診る中で外側だけでなく内側からのケアの大切さを痛感。コロラド州に本校がある米国ホリスティックカレッジ・オブ・ジャパンの日本校に通い、栄養素と腸内環境の関係性に着目した「酵素栄養学」を修得。

TOPICS

Part1.日焼け止めは何歳から必要?

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その答えは、生後6ヶ月頃の赤ちゃんからです。

大人も赤ちゃんも一年を通して日焼け止め対策は必須です。肌が成熟する生後3~4ヶ月までは、汗腺も未熟なため、汗をかきづらく、排出が上手く行えません。さらに、母親のホルモンの影響で皮脂量が多いため、皮膚にフタをするようなケアは控えましょう。だからこそ、生後6ヶ月未満の赤ちゃんは物理的に日光を浴びないことが最適です。帽子や通気性の良い長袖、長ズボンの着用やベビーカーの日よけを使用して紫外線対策を行ってください。

Part2.赤ちゃんの日焼け止め選びのポイント

生後6ヶ月未満でも、長時間外出する時や、「日焼け止めを使用したい」と思う方もいらっしゃいますよね。赤ちゃんの日焼け止め選びには、2つのポイントがあります。

Point① 『紫外線吸収剤不使用』の製品を選ぶ

紫外線吸収剤は、肌に塗布した時、白浮きせずなめらかで伸びが良いところがメリットです。しかし、肌の上で化学反応を起こして日焼けを防止するため、肌に負担がかかるというデメリットがあります。そのため、敏感肌さんや赤ちゃんの日焼け止めには、『紫外線散乱材』を使用している製品を選びましょう。

製品に『紫外線吸収剤不使用』や『ノンケミカル処方』と記載されている製品をチェックしてみてくださいね。

Point② 石けんやお湯で落とせる処方を選ぶ

日焼け止めが肌に残っていると肌荒れの原因となるため、大人も赤ちゃんもその日のうちに日焼け止めを落とすことが必要です。洗う時に肌を擦ってしまわないように、石けんやお湯などで簡単に落とせる処方の日焼け止めを選びましょう。
「簡単に落ちる日焼け止めは、汗ですぐ流れてしまうのではないか」と心配にもなりますよね。しかし、赤ちゃんの紫外線対策は、落ちづらい日焼け止めを使うよりも赤ちゃんの肌に負担が少ない日焼け止めを選ぶことが優先です。

Part3.日光を浴びることって必要?

紫外線の肌へのダメージを考えると『紫外線=悪者』と思ってしまいますが、必要以上に恐れることはありません。日光浴は、健康な体に必要な「ビタミンD」を唯一、体の中で生成させる手段です。ビタミンDが不足すると精神面でも影響があり、気分が落ち込みがちになったり、やる気の低下、睡眠の質の低下にも繋がると言われています。そのため、適度な日光浴をすることが重要。毎朝、日光を浴びて、体内時計を整えましょう。15分以上外出する時や日光を浴びる時は、事前に日焼け止めを塗ってくださいね。

ビタミンDの豆知識
キノコやサーモンに多く含まれる「ビタミンD」。なぜ秋の味覚に多く含まれるのでしょうか?
その理由は、冬に向かって日照時間が短くなり、体内でのビタミンDの生成が減少するためです。

Part4.赤ちゃんの肌を想った紫外線対策を

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季節を問わず、日陰や曇りの日、さらには雨の日でも紫外線は降り注いでいます。赤ちゃんの肌を想うと、日焼け止めを塗らない方が肌への負担は少ないのではないかと悩んでしまいますよね。一見、日焼け止めは、肌に負担がかかると思われがちですが、今は肌への負担を最小限で紫外線から守り、さらに、テクスチャーの違いなどで選択肢が多くあります。赤ちゃんの肌に優しく、紫外線からはしっかり守ることができます。

赤ちゃんの肌が喜ぶ日焼け止め選びを楽しんでください。そして、日光を浴びて身も心も健やかに過ごしてくださいね。

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